不用品回収の費用相場は?安く抑えるコツなどもご紹介

遺品整理や空き家整理などで不用品が出たら処分する必要がありますが、不用品を回収する方法は多岐にわたり、同じサービスを利用する場合でも業者によって料金が異なってきます。
そこで今回は、不用品回収を行っている業者や不用品回収の料金相場、安く抑えるコツを解説します。
不用品回収の費用相場
不用品回収は、居住する地域の自治体・不用品回収業者・引越し業者へ依頼するのが一般的です。こちらでは、それぞれの費用相場をパターン別にご紹介します。
自治体の回収サービスを利用する場合
各自治体では「粗大ごみ受付センター」を通じて不用品を回収しています。
基本的な流れとして、まずセンターへ連絡をし、不用品回収依頼をします。その際、何を回収してもらうのかを説明して料金を聞き、その料金に合ったゴミ券を居住区内のコンビニなどで購入しておきます。そして、指定された日時に決められた場所へゴミ券を貼り付けた粗大ごみ・不用品を出します。
自治体によっては直接粗大ごみ回収センターへ持ち込むこともできます。その場合は少し料金が安くなることがあります。
名古屋市 | 大阪市 | 東京都新宿区 | |
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ベッド | 名古屋市1,500円 | 大阪市1,000円 | 東京都新宿区1,300~2,300円 |
テーブル | 名古屋市250~1,000円 | 大阪市400~1,000円 | 東京都新宿区400~1,300円 |
ガスコンロ | 名古屋市500円 | 大阪市400円 | 東京都新宿区400~900円 |
ソファ | 名古屋市250~1,500円 | 大阪市700~1,000円 | 東京都新宿区900~3,200円 |
不用品回収業者を利用する場合
不用品回収業者を利用する場合、基本料金と回収してもらう品目の料金を合算する方法と、トラックに積む方法、それぞれの料金プランがあります。
また、不用品によっては買取も併せて行っている所もあるので、確認してみると費用を抑えることができます。
K社 | S社 | ユーカリ | |
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家具 | K社個別対応なし | S社大型家具3点以上 | ユーカリ要相談 |
家電 | K社個別対応なし | S社料金プランに含まれる | ユーカリ要相談 |
基本料金 | K社パック料金に含まれる | S社料金プランに含まれる | ユーカリなし |
車両料金 | K社車両によって異なる | S社料金プランに含まれる | ユーカリ車両によって異なる |
人件費 | K社人数によって異なる | S社料金プランに含まれる | ユーカリ人数によって異なる |
その他 | K社車両費用、人件費などを含めたパック料金になるが地域によって料金が異なる | S社トラック毎のプランからお家まるまるプランまで幅広いプランがある。見積もりによって料金が確定される | ユーカリプランは特になく、不用品の量や物によって目安料金がある。見積もりによって料金が確定される |
引越し業者に回収してもらう場合
引っ越しの際にでた不用品を引越し業者が回収してくれる場合もありますが、引っ越し業者の場合基本的に引っ越し作業をすることが前提で、基本的に不用品回収だけ依頼することはできません。引越し業者に不用品回収を依頼する際は、見積もり時に併せて不用品回収の相談をしておくと良いでしょう。
S社 | A社 | H社 | |
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家具 | S社エリアによる | A社ピアノ | H社一般家具は回収可 |
家電 | S社家電リサイクル法の対象製品は引取可能 | A社家電リサイクル法の対象製品は引取可能 | H社回収不可 |
回収費用 | S社エアコン3,990円~、冷蔵庫4,320円~5,970円など | A社ピアノについては要問合せ。エアコン5,900円~、冷蔵庫13,000円~など | H社椅子1脚1,500円程度、ソファ(2人掛け)6,000円など |
買取サービス | S社不用品全般買取 | A社書籍、CD、洋服は買取 | H社無し |
不用品回収の料金内訳
不用品回収業者によって料金に違いはありますが、具体的にどのような内訳で費用が決まるのか解説いたします。
- 人件費
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不用品回収には不用品を回収する人手が必ずいるため、人件費がかかります。人件費は、作業内容で変わりますが、一人あたり3,000円~5,000円程度が相場となります。
- 車両費
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車両費は、使用する車のサイズで変わるのが一般的です。不用品の量によって軽トラックや2t、4tと変わってきます。費用としては、軽トラックの場合3,000円~4,000円程度、2tトラックは8,000円程度となっています。
- 処分費
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不用品を廃棄するためにかかる費用です。一般家庭で出るごみは一般廃棄物と呼ばれ、10kgで200円前後、工場などの事業所から出る産業廃棄物は10kg500円前後となります。
ただし、自治体によって違いがあるため、一度確認しておくと安心です。
不用品回収費用を抑えるコツ
こちらでは、不用品回収にかかる費用を抑える7つのポイントをご紹介します。
- 相見積もりを取る
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不用品回収業者に依頼する場合、それぞれ料金体制やプランに違いがあります。そのため、それぞれの業者から見積もりとって比較検討することが大切です。
- あらかじめ不用品を分別しておく
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不用品がたくさん出る場合、あらかじめ分別しておくことで作業時間の短縮につながり、不用品回収業者の人件費を節約できます。
- 繁忙期や土日を避ける
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3~4月の引っ越しシーズンや土日祝に依頼すると、オプション料金が加算されることがあります。急ぎでない場合は繁忙期や土日を避けて依頼すると費用を抑えることができます。
- 不用品の買取を同時に依頼する
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不用品回収業者によっては不用品を買い取ってくれるところもあります。ホームページなどに明記されていなくても買取してくれる業者もいるため、見積もり時に確認してみると良いでしょう。
- ごみ処理場やリサイクルショップへ持ち込む
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自治体によっては自分で不用品をゴミ処理場へ持ち込むと回収料金が安くなることがあります。
また、回収料金がかかる粗大ゴミだと思っていたものがリサイクルショップで買い取ってもらえることもあります。不用品が大量にある、大きいのでリサイクルショップまで持ち込むのが大変という方は、無料で出張訪問や査定を行ってくれるリサイクルショップもあります。
- オークションやフリマサイトで売却する
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ヤフーオークションやメルカリといったフリマサイトを利用して不用品を売却することもできます。どちらも手軽に登録・出品ができ、自分にとっては不要なものが高値で売れることもあるので、余裕のある方は試してみても良いでしょう。
- オプションをなるべくつけない
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不用品回収業者の中には、様々なオプションを用意している場合があります。どうしても必要なオプション以外は極力利用を避けることで、費用を安く抑えることができます。
まとめ
今回は不用品回収の費用相場や費用を抑えるコツをご紹介しました。
不用品回収は、自治体の行っているものは比較的安く回収してもらえますが、事前の予約やチケット購入、自分で指定の場所まで出しに行かないといけないと手間がかかります。
業者に依頼すると自分で行うのに比べ費用はかかりますが、トラック乗せ放題やキャンペーンなどを行っている場合もあるので、不用品が大量にある場合は業者へ依頼するとお得に利用することができることもあります。
ユーカリでは、追加のご依頼が無い限り見積もり以上の料金が発生することはありません。不用品の処分でお困りの方は、ぜひ一度お問い合わせください。