生前整理とは？進め方やメリットを詳しく解説

遺品整理の目的

遺品整理の最大の目的は遺族など遺された方の心を整理することです。故人の遺した物に触れながら作業を行う中で、大切な方を失った悲しみを受け入れていきます。そのため、作業は丁寧に進めてく必要があります。
遺品整理では、「部屋を綺麗にする」「ご遺族の心を整理する」の二つが遺品整理をする大きな目的となります。

遺品整理の時期

遺品整理はいつまでに行うべきである、という決まりのようなものはありません。心の整理ができ、遺品に向き合う準備が整ってからで問題ありません。場合によってはあえて生前の状態でしばらく残しておくという選択肢もあります。
しかし実際には、様々な都合により遺品整理をした方が良いケースがあります。
そうした場合、遺族が集まりやすく比較的心の整理もついているであろう四十九日に合わせて遺品整理を行うことが多いです。逆に遺族が集まらないうちに遺品整理を進めてしまうと、後でトラブルの元となる可能性があるので注意しましょう。

遺品整理の進め方

遺品整理を進めるには「ご自身で進める場合」と「業者に依頼する場合」の二種類があります。
どちらもそれぞれメリット・デメリットがありますので、状況に合わせて選択することが大切です。

ご自身で進める場合

ご自身で進める場合、故人をよく知る方が仕分けるため、乱雑に扱われたり、業者を探す心配がなくなります。また、処分や運搬にかかる費用も比較的抑えることが出来ます。
しかし、整理先が遠方な場合などはご遺族が何日もかけて作業するのは難しく、思い通りに進まないケースがあるうえ、遺品の量が多い場合は作業に時間がかかってしまいます。

業者に依頼する場合

遺品整理業者に頼む場合、仕分けから回収・処分・供養など、遺品整理に関する作業をすべて引き受けてくれるのが最大のメリットです。作業プランもお客様に合わせて設定してくれるため、ご家庭ごとの細かい事情にも柔軟に対応してくれます。

遺品整理の費用相場

遺品整理は処分品の量によって料金が決まるため、部屋が広くても物が少なければ費用は安くなり、逆に狭くてもゴミ屋敷状態だったりすると費用が高くなる傾向があります。
例えば4LDKの一軒家でも1部屋だけ片づけて欲しいという依頼であれば1R・1Kの料金が適用されることが多いです。
また、料金が変動する例としてトラックを停める駐車場から作業する家の距離が近いと料金が安くなり、マンションの高層階なのにエレベーターが無い場合は階段の上り下りが発生するため料金が上がる傾向にあります。

料金を安くするコツとして「不用品の買取」や「お客様自身でリサイクル料金がかかるものを地域のリサイクルセンターなどに持ち込む」などがあります。

遺品整理の注意点

遺品整理を行う際は、以下の3つに気を付けて行うと良いです。

1. 親族で話し合う

遺品整理は必ず親族間で話し合ってから始めましょう。故人の判断で勝手に行ってしまうと「形見を勝手に捨てられた」とトラブルに発展する可能性があります。

2. 自治体のルールに従って処分する

業者に依頼せずご自身で自治体の回収サービスで不用品を処分する場合、自治体の回収方法に則って細かく分別し、処分しないといけません。
適切な処分をしないと回収してもらえない可能性があります。

3. 重要な物を捨てないよう気を付ける

遺品の中には通帳・印鑑などの他土地の権利書など重要なものが紛れ込んでいることが多くあります。勝手に捨てないよう慎重に遺品整理を行うようにしましょう。

まとめ

今回は遺品整理について具体的な方法や進め方をご紹介しました。
遺品整理はご遺族様の気持ちの整理をつける大切な時間ですが、遺品整理の流れを理解していないと後悔の残る整理になってしまいます。遺品整理は遺された方のための作業であるという認識を持ちながら、丁寧に進めてください。
ユーカリではお客様の気持ちに寄り添い、丁寧に遺品整理を行う専門業者さんをご紹介いたします。
なにかわからないことなどありましたらまずはお気軽にお問い合わせください。